説得・交渉における時間の制約
『日経SYSTEMS』12月号に、「時間に関する4つの法則」という記事がありました。
(『現場の説得・交渉術』 芦屋 広太)
説得・交渉で活かせる時間関係の4法則というものが出ていたので、簡単にまとめてみました。
(1)時間制約の法則
時間に制約のある側が、交渉では不利になる。
↓
- 自身に時間の制約がある場合、それを悟られないようにする。
- 相手に時間の制約がある場合、それを最大限に利用する。
(2)締切設定の法則
相手に締切を設定することで、説得・交渉を有利に進めることができる。
↓
反対ばかりしているメンバーがいたら、対案をいついつまでに提示するよう指示すると良い。
(3)立場変化の法則
プロジェクトが進むにつれて、ユーザとベンダの関係は徐々に変わってくる。
- 見積もり・提案の段階では、ユーザ>ベンダとなる。
- プロジェクトが始まると、ユーザ=ベンダに近づいていく。
↓
プロジェクトが進んできたら、ベンダは何でもユーザの意見を受け入れるのではなく、
ユーザに最適なサービスを提供するという観点・矜持からの対案提示が必要になる。
(4)満足度の法則
時間と労力をかけた方が、同じ成果が出ても満足度は高くなる。
↓
同じ譲歩でも、時間をかけて粘ると、相手に満足度を与えられる。
プロジェクトは有期性という特徴があるので、どうしても時間の制約が生じます。
それをうまく生かせるよう、私も上記を参考にしていこうと思います。