The HIRO Says

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XP祭り2012での発表資料・裏話・思い

前回の日記の通り、XP祭り2012」で発表させていただきました〜


今回 A-5 で発表させていただいた資料は、以下にアップさせていただいてます。


ちなみに今回の発表は、一人でも多くの人に「海外カンファレンスへ参加してみよう!」という気持ちを起こしてもらおうという目的意識から、Agile2012 のセッションの詳細よりも、面白さ・楽しさをより強調した内容とさせていただきました。
一方で、セッションの詳細について聞けなかったために心にモヤモヤを抱えていらっしゃる方もいるかと思いましたので、補足資料として技術動向編のスライドもアップさせていただいています。

※表紙絵が同じなのは御愛嬌ということでお願いします m(_ _)m


今回一番お伝えしたかったことは、勇気を持って一歩踏み出すことで、本当に世界が開けるということです。
私は今回が初海外です。英語も正直相当怪しかったです。ですが、海外のカンファレンスに実際に参加されて、現地で知り合ったスピーカーを日本に連れてきて研修などをオーガナイズされているかわぐちさんらの活躍を目の当たりにして、

  • 面白そうだ
  • 自分もやってみたい
  • 参加して多くの方と直接お話ししたい

という、熱病といってもいいほどの思いを抱いていました。その抑えきれない熱情から、私はその一歩を踏み出しました。
その私の熱情の結果がどうだったかは…スライドを観て皆さん各々感じていただければと思います。


あともう1点。日本のソフトウェア業界には確かに解決すべき課題が多いけれども、悩みの本質は万国共通ということです。
日本のエンジニアの多くは、「日本が非常に遅れている」と不必要に劣等感を感じているなと、海外のエンジニアたちの悩みを直接聞いてきて思いました。また、我々日本のエンジニアが日々格闘して行っている改善活動やその事例は、海外のエンジニアたちの悩みを解決するのに十分役に立つなと実感しました。なので、日本のエンジニアにもっと自信を持って欲しい、そしてもっともっと自分たちのやっていることを発信していって欲しい。
つい最近まで満足に自分のブログを書いていなかった奴が何言っているんだと自分でも思いますが、これはアメリカまで渡って各国のエンジニアと直接会って話をしたからこそ伝えたいことです。


不必要に劣等感や不安を感じることはない。一歩踏み出していいんです。2012年3月に開催された Agile Japan の東京サテライトで、ソニックガーデンの倉貫さんがおっしゃられていた「脳みそのブレーキを壊す」。まさにこれなんです。脳みそのブレーキを壊しても良いことに気付けること、そのための勇気を持つこと、一歩踏み出せること。一歩踏み出してみると、不安や劣等感よりも「面白さ」の方が強くなります。そして、よりカイゼンしようという気持ちが湧いてきます。(個人的には、「XP祭り2012」での皆さんの発表内容の多くは、最終的にはここに行き着くのではないかと勝手に思っています。)


皆さんの課題認識や価値観がそれぞれ異なっていることは理解しています。一律な話ではないと思います。ただ、一歩踏み出すことで変われるかも知れないということは、是非お伝えしたいなと思ってます。