レビュー頻度:レビューによる作業の割り込みを「見える化」する
解決したい課題
例えば、スクラムを採用しているケースで、スプリント期間中に全てのスプリントバックログアイテムを完了できないことがある。その原因として、(Pull Requestなどによる)レビュー依頼による割り込みが多いという意見が出ることがある。しかし、具体的にどの程度の頻度・量のレビュー依頼があるのか、コレガワカラナイ。これが分からないと、適切な対策を打つことが難しい。
解決方法
レビューの頻度を記録する。
具体的には、レビューを依頼された回数(Pull Requestの依頼数など)とその成否をdailyで記録し、一定期間毎(日次・週次など)にその傾向を分析してみる。
利点
- 作業の遅れや割り込みを、客観的な数値で他者(特にマネージャ)に説明できるようになる。
- レビューの頻度と量が分かるため、減らすための具体策がチームから出やすくなる。
注意点
初めのうちは、記録自体を面倒だとチームメンバーに思われがち。その場合、色付きシールを使うなど、記録に楽しさを加えてみると長続きしやすい。
補足
Henrik Knibergさんの『Scrum and XP from the Trenches』などにある dots を応用したもの。
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参考文献・資料
CHANGELOG
- 2015/08/02 第1版公開