toString() メソッド

Java をさわったことがある人ならば必ず実装したことがあるはず、toString() メソッドについて記述します。

toString() メソッドのデフォルト実装

特に toString() をオーバーライドしないでオブジェクトを標準出力すると、よく "Order@163b91" とか出力されますが、

1. @ の前はクラス名
2. @ の後は hashCode() の１６進数表記

だそうです。

toString() メソッドの規約

規約としては、「簡潔かつ人間が読みやすい情報を出力すること！」となっています。
要は、ユーザや開発者が読みやすいフォーマットであれば、特に書式は問わない、ということです。
（よく”[value1=A,value2=B]”の書式を目にしますが、これは必須ではないそうです。ただ開発者的には使いやすいですよね。）

Effective Java にあった注意事項

1. toString() メソッドは必ずオーバーライドすること。（確かに hashCode を出されても困りますものね。）
2. 書式を決めたら、それを必ず javadoc コメントにして公開・周知させること。（仕様の公開ということですね。）
3. 一旦書式を決めて公開したら、書式を変えないこと。（書式に依存したコードがあったら、全部影響してしまいます。）