2021年に転職したことをきっかけに、2021年7月末からAWSの勉強を始めて、12月初めにSolution Architect Professionalを取得しました。
後で同僚に聞いてみたところ、初心者&年齢を考えるとかなり早いペースだと言われたので、(後日自分が詰まった際に思い出せるように)勉強方法をまとめてみました。
前提:どのくらい初心者だったか
それまでずっと社内クラウドのある会社にいて、パブリッククラウドはせいぜいGCPでKubernetes The Hard Wayをやってみた程度。IAMとAMIの区別も曖昧だったレベルでした。
一方で、Kubernetesを1年半ほど管理・運用していたこと、またKubernetes Podcast from Googleのヘビーユーザーだったこともあり、全く何も知らないという状況ではなかったです。
(1) AWS Certified Cloud Practitioner (CLF)
- 取得: 2021年7月29日
- 勉強時間: 5日
こちらは、AWSの提供しているトレーニングコースだけで十分でした。
AWS Certified Developer - Associate (DVA)
- 取得: 2021年10月16日
- 勉強時間: 2ヶ月半
元々developerなので、その経験を活かして試験問題のサンプルを見てみたところ、何が書いてあるのかさっぱり分からず😧
「座学だけでは無理だな、実際に手を動かして覚えよう」と判断し、2ヶ月ほどかけて以下のことをやりました。
- Kubernetes The Hard WayをAWSでも実施
- 上記を、CloudFormationのテンプレートとしてイチから書き出して動作するようにしました。
- aws-modern-application-workshopを一通り実施。加えて、これも全てCloudFormationのテンプレートとしてイチから書き出して、動作するようにしました。
- Lambda + API Gateway + DynamoDBのシステムを、CloudFormationのテンプレートでイチから構築しました。
- AmplifyのGetting Startedサイトで、Amplify・GraphQL・Cognitoを一通り構築。これもCloudFormationのテンプレートとしてイチから書き出して、動作するようにしました。
- Kinesisのホワイトペーパーを読み、実際に動作確認しました。
加えて、受験2週間前から、こちらのサイトの問題集を解き続けて、一通り解答できるようにしておきました。
今になって考えると、Kubernetesをある程度知っていたため、「Kubernetesならばこれのことを指すのかな?」と置き換えながら理解するやり方ができたことは大きかったです。
AWS Certified Solutions Architect - Associate (SAA)
- 取得: 2021年11月2日
- 勉強時間: 3週間
DVAの問題集を解いていたところ、「これ明らかにSolution Architectの出題範囲だよな〜」という箇所をいくつか見つけていたので、DVA受験1週間前からSAAの勉強も並行して実施していました。このおかげで、DVAとつなげて理解できたことがプラスでした。
問題集を解きつつ、分からないことを見つけたらすぐに公式サイトをチェックして動作確認の繰り返しでした。
AWS Certified SysOps Administrator - Associate (SOA)
- 取得: 2021年11月12日
- 勉強時間: 2週間
これもSAAと同じ方法で行けました。DVA - SAA - SOAは、一つの科目として考えて勉強すると、補い合える点が多かったです。
AWS Certified Solutions Architect - Professional (SAP)
- 取得: 2021年11月29日
- 勉強時間: 2週間ちょっと
DVA - SAA - SOAで学んだ知識をベースに、仕事を終えてから毎日夜11時くらいまで、また土日のどちらかを丸一日この試験の勉強に充てて、ひたすら問題を解き、分からないことを見つけては調べることの繰り返しでした。
ただこの方法は、知識だけではなく非常に長い問題文と選択肢を読み抜く気力と体力、そして「てにをは」や明らかにおかしい翻訳に負けない精神力が試されるこの試験を乗り越える手段としては有効だったと思います。
この試験については、多くの問題に触れておくことと、本番試験で日本語だけではなく英語でも問題と選択肢を確認することがポイントでした。
まとめ
改めて振り返ってみると、以下の3点をひたすら地味にやり続けたと言えます。
特に個人的には、CloudFormationのテンプレートに書き起こすことが、各種リソースやAPIを知り、次に調べるべきことを見つけられた点で有意義でした。
この調子で、次はAWS Certified DevOps Engineer - Professionalを狙います。