目標を高くするとストレスを少なくできるかも
今年に入ってから、ずーっと大きなストレスを抱えていました。
散々これまでも書いてきましたが、デキの悪い PM と設計者の2人の尻拭いばかり続ける毎日に、ほとほと嫌気がさしていました。
そして、いくら頑張ってプロジェクトを回しても、「利益が想定より少ない」や「もっとうまくプロジェクトを管理できるはずなのに出来ていない」などの、ある意味言いがかりとも言える会社からの人事評価に、身も心もボロボロになっていました。
なのですが、先日ふとした拍子から、このストレスを軽減できるかも知れない方法に気がつきました。
会社での評価を目標にしなければいいのです。
もっと言うと、それ以上に自分の中で崇高な目標を設定し、そこにフォーカスを当てれば良いのです。
例えば、会社で今関わっているプロジェクトで売上・利益目標を達成して、会社での出世や給与アップなどを目標にしようとした場合。
チーム内にどうしようもない人材がいたり、市場環境が厳しかったり、会社の全体利益がそもそも高くなかったり、人事制度が頑張る人間に報いる制度ではなかったり…自分の努力や才能・働きかけだけではどうしようもない部分ってあるんですよね。
そこをがんばろうとしても、どうしても乗り越えられない壁にぶつかって、消耗感を感じることが多い。
そうではなくて、「今のプロジェクトでダメな部分をパターンとして抽出・公表して、それによって日本・世界のソフトウェア業界の改善に資する」とか、それらをもっともっと進めて「ソフトウェア工学の研究論文を出して学位を得られるところまで勉強する」などのように、目標をもっと高次なところに設定するとどうでしょう。
日々の低い評価やアホの相手も、自分の高い目標と比べたら取るに足りないことだと思うことができるのではないでしょうか。
ただしこの方法も、高次な目標が現実的かつ自分のやりたいことに合致していないと、ただの現実逃避になってしまいます。
あくまで自分のやりたいことで、なおかつ自分の目指す高みであり、がんばれば手が届くもの。
そういう目標設定ならば、精神的にもうひと踏ん張りできると思います。
私の場合は今のところ、ソフトウェア工学・システム工学を一から学び直し、研究論文や動作するサービスなどを構築して不特定多数の人に影響を与えるようになることで、自分が社会にいる意味を築きたいと思っています。
日々勉強!