The HIRO Says

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Agile2014 に登壇します


時は来た!

毎年夏にアメリカで開催される世界最大のアジャイルのカンファレンス"Agile2014"に、この度スピーカーとして登壇させていただくことになりました。

「Experience Reports」(自身のアジャイルに関する経験談を話すトラック)で、「Technology-Driven Development: Using Automation and Techniques to Grow an Agile Culture」と題しまして、CI/CD やテスト自動化などの技術を駆使して下記3つを駆動していったというお話をさせていただきます。

  1. 業務の効率化
  2. ステークホルダーとの協力的な関係の構築
  3. メンバーの学習の促進


具体的なプログラムの内容、および応募時に投稿した論文は、近々Agile2014公式サイトで公開される予定です。


なぜ登壇するのか?

今回の応募には、大きく次の3つの目的があります。

  1. 自身がやってきた「現場実践主義」の検証
  2. ともに戦った仲間の成果を形に残すこと
  3. Agile2013 で気付きをくれた仲間への「恩返し」
1.自身がやってきた「現場実践主義」の検証

昨年はアジャイルコーチとして、開発現場での実践を通して、非常にエキサイティングな1年を送ることができました。私にとってそこで得た知識・経験は、本を何十冊も読むことよりも、また勉強会に何度も参加することよりも、遥かに大きなものだったと考えています。
以下は、私が現場で得ることができた知見の一例です。



私は昨年得たものに、一定の手応えをつかみ始めていました。その手応えがどの程度のレベルにあるのかを、純粋に世界的に確認してみたくなりました。これが、今回の登壇の1つめの理由です。


2.ともに戦った仲間の成果を形に残すこと

昨年我々が開発・リリースしたソフトウェアの成果は、売上やアプリのレーティングといった形で、既に数値として出てきています。
一方で、メンバーの試行錯誤や苦労、そして成長といった情報については、数値化しづらい側面もあり、あまり明確ではないなという課題認識がありました。
この、ともに現場で戦った仲間との試行錯誤と成長のストーリーを、キチンと発信して形として残したい。これが2つ目の登壇理由です。


3.Agile2013 で気付きをくれた仲間への「恩返し」

昨年も Agile2013 に参加したのですが、実は最初のうちは、自分自身参加のモチベーションを持つことが出来ないでいました。というのも、既に知っていることを教科書的に話す有名人のセッションばかり参加してしまっていたため、私自身得るものが少なかったからです。

ですが、Claire Moss さんの「Big Visible Testing」というセッションに参加させていただいて、登壇者が現場で悪戦苦闘して得た知見というものに、うまく言葉では言い表せないときめきのようなものを感じました。自分の経験とも合致する知見が多く、自分の頭にガツンガツン響いたのを今でも覚えています。

その後 Claire さんとは何度もメールをさせていただいて、現場で学ぶとはどういうことかについて、様々に議論させていただきました。それが、昨年の私の現場実践主義のベースの1つとなっています。

Claire さんから得た気付きを活かした成果を、1年後にアメリカで届けたい。それが、登壇の3つ目のモチベーションでした。


今後の予定

先日のRegional Scrum Gathering Tokyo 2014 で来日された Jutta Eckstein さんの指導のもと、7/1 まで論文を出来うる限り修正することになりました。
また登壇日は、おそらく 7/29(火)の予定です。(「火曜日の14:30だよ」という形で連絡がきましたw)

ギリギリまで論文修正があること、またその他に当日のプレゼン資料を作成する必要があること、そして英語でプレゼン&質疑応答できるようになる必要があること。すんごい大変なことだと1日1日感じるようになってきていますが、一方でこんな経験そうそうできないものなので、全力で楽しんでやろうと思います。


Agile2014 を、私がたぎらせてやります。
YeaOh!


【おまけ】サブミッションをパスすると、このような連絡が届きます。

Dear Hiroyuki Ito, 
Congratulations! We are pleased to inform you, your proposal, Technology-Driven Development: Using Automation and Techniques to Grow an Agile Culture in the Experience Reports track, has been accepted for inclusion in the Agile2014 Conference program.
(中略)
We look forward to seeing you in Orlando in July!
Congratulations! 
Mitch Lacey
Conference Chair | Agile2014 | Orlando, FL, USA