何事も本人事だと思え!
これまで SE として仕事をしてきて、凄い人もダメな人もたくさん見てきました。
この凄い人とダメな人の差は、本人の資質や環境など色々な理由があると思いますが、これまでの自身の経験からひとつ決定的に言えることとして、「仕事を他人事と思うか否か」は外せないのでは?と思っています。
例えば、こういう人は確実に「ダメな」部類に入りますよね。
- 何事も人任せで、自分でスケジュールを立てられない PM
- 何か指示されないと思考停止になる若手
- 「難しいことはわからないので」といって逃げる人
※「専門外なので解りかねます」はまた別かも
こういう人たちに共通して言えることは、「仕事を他人事だと思っている」ということです。
一方で「凄い」と思える人は、次のような人ではないでしょうか。
- 何でも人任せにはせず、自分でできることは極力自分でやる人
- 指示されなくても問題を自力で発見し対処する人
- 難しいことでも「分かる範囲で調べてみましょう」と回答する人
違いは、「仕事を自分の責任だと思って行動する」ということです。
この、仕事を自分のことと思うか否かは、一瞬だけ見ると小さな差でしょうが、
積もり積もるとクリティカルな差として表れてくるのではないでしょうか?
私の周りでも、後者の態度で仕事に臨んでいる人は、どんどん責任ある立場を任されるようになっています。
一方で、前者の態度で仕事に臨んでいた同期は、9割方この仕事を去りました。
「本人事だと思う」というのは、「他人事と思う」の反意語で勝手に私が思いついた言葉ですが、「他人事と思うな」という否定語よりも、「本人事だと思え」の方がより積極的で良いのではと思っています。
ちょっとした意識の差ですが、「何事も本人事だと思う」意識は、忘れずに持ち続けたいと思います。