先週土曜日、DevLOVE現場甲子園2013で、『「最強」のチームを「造る」技術基盤』と題して、自身の現場での CI/CD・TDD・ATDD の取り組みについてお話させていただきました。
丸藤正道の「NOAHのジュニアは最強です」の発言を思い浮かべた方。あってます。
私が今年のゴールデンウィーク前後から関わらせていただいているチームでの、特に技術的側面からのアプローチについてお話させていただきました。
実はこの発表、Agile2013での発表がベースになっています。
アメリカで確認した自身の居場所
今年8月にアメリカはテネシー州ナッシュビルで開催されたAgile2013。
ここで OpenJam(DevLOVE現場甲子園でいうところのアンカンファレンス)のチャンスがあったので、当時の私のチームでの CI/CD・TDD・ATDD の取り組みについて、勇気を持って英語でお話してきました。
その際に、『実践アジャイルテスト』の著者の Janet Gregory さんと意気投合し、CI/CD から始める改善のやり方について「クレバーなやり方だと思うわ」と言っていただけたのが、自分のやっていることに自信を持つきっかけとなりました。また、ATDD を単なるテストの効率化だけではなく、コミュニケーションの側面からも活用するとよいよとのアドバイスが、その後の現場での取り組みの改善につながっています。
Agile2013の OpenJam でお話させていただいた内容が、今回のDevLOVE現場甲子園で発表させていただいたもののベースになっています。
技術基盤があったから実施できたプロセス改善
2013/11/06(水)に、Change Hackers のイベント『変化の担い手チェンジエージェントの実践を追え!』で、主にプロセス改善の観点から、自身のチームでの取り組みについてお話させていただきました。
この一連の取り組みは、初めから意識して出来たものではなく、CI/CD・TDD・ATDD といった技術基盤を整備できてから徐々に実現していけたものでした。
まだまだ改善は続く
DevLOVE現場甲子園での発表は、Agile2013での発表をベースに、現場での学びや改善を通じて iterative&incremental に作り上げてきた物です。これは、私個人の作品というよりも、共に戦い続けてくれているチームメンバーの日々の積み重ねの成果なのだと思っています。
今日、会社の同僚から、
伊藤さんのこの一連の発表を初期の頃から見ていて、成長するスライドが本当ステキだなぁと思います。
とのコメントをいただいたのですが、
スライドもチームも、私も成長するんです。それが良い仕事の本質だと思います。
と、自然と言葉が口をついて出ました。
これが、私たちがここ半年ほどやってきたことの本質です。
今後もまだまだ私たちのチームは、日々さまざまな困難に直面すると思います。ですが、最終的には乗り越えて行けると思っています。なぜならば、我々は毎日強くなっているからです。
まだまだチームメンバー全員で強くなり続けようと思います。
【おまけ】DevLOVE現場甲子園こぼれ話
@t_wadaさんに、事前に発表内容の大枠についてお話させていただいたところ、特に CI の話で意気投合し、私の発表を見ていただけたことが非常に嬉しかったです。
また後で伺ったところ、再演投票で6位タイとのことでした。(投票していただいた皆様、本当にありがとうございました。)