The HIRO Says

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Android Test Casual Talks でカジュアルに話してきた

2013-12-13(金)に、「Android Test Casual Talks」というイベントで、『「最強」のチームを「造る」技術基盤 ディレクターズカット』と題して、Android の CI/CD・TDD・ATDD についてお話させていただきました。


[2013-12-18] スライド公開しました〜


twitterハッシュタグ#androidtest です〜
https://twitter.com/search?q=%23androidtest%E2%80%AC&src=typd&f=realtime


今回、60名もの方が参加されていて、改めて Android のテストに対する関心の高さを肌で感じることができました。
今回のイベントに参加してみての、私なりの気付きをまとめてみました。


Agile 系の用語がさほど知られていない

スクラムマスター」とか「ATDD」とか言っても、初めのうちは反応が薄かったことが、Agile 系のイベントに参加することの多い私には新鮮でした。

  • 「TDD(Test-Driven Development)」と「ATDD(Acceptance Test-Driven Development)」「BDD(Behavior-Driven Development)」の区別がついていない人が多かったです。
  • スクラムマスターとは『ほむら』である」と言い張ってきましたw


一方で、Jenkins を実務で使っている人が参加者の8割にも達していたのは驚きでした。


Genymotion への食いつきっぷりが凄かった

今回、VirtualBox で動作する超高速 Android エミュレータ「Genymotion」について紹介させていただきました。

Androidエミュレータの遅さに苦しめられている人が多いせいか、皆さんの食いつきっぷりが予想通り凄かったです。


ちなみにこの Genymotion、私たちのチームでは ATDD ツールの 「Calabash-Android」 および Jenkins と連携して活用しているのですが、この話を同僚が Genymotion の開発者に話したところ、「そんな利用のされ方は想定外だった」とのことでした。

  • Genymotion の開発者の皆さんは、Calabash-Android も Jenkins も知らなかったそうです。
  • Genymotion を Jenkins で動かす話が開発者のブログに掲載されていますが、改めて確認してみたところ、同僚が話をした次の日くらいに書かれたものらしいです。向こうの国の人たちのスピード感パネぇ

懇親会でいただいたフィードバック

  • Android 開発およびテストについて、プロセスまで踏み込んだ実例・情報が少ないとのことで、私の発表が参考になったという意見をいただけたのは発表者冥利です。
  • Unit Test で 「Robolectric」を採用している人が意外と多かったです。実は Android の Unit Test のデファクト・スタンダードになるやも?
  • 「Robolectric は『Mock は不要』と言っているけれども、決してそんなことはない。むしろ「Mockito」とかを使った方が楽」 by @sumio_tymさん。( ・∀・)人(・∀・ )ナカーマ
  • テストなどの自動化を進める際、開発者視点で「最先端のことだからやらせてくれ」のように言うと、却ってマネージャから反発されがち。「これをやると工数をこれだけ減らせるから開発の ROI が高くなる」のように、ROI と絡めて話した方が Win-Win になりやすい。

あと、↓の著者の一人の @nowsprintingさんにお会いできお話させていただけたことは、本当に光栄でした。何度この本に助けていただいたことか!
[rakuten:book:16332936:detail]
「テスト自動化研究会」にコミッターとして参加してみては?と誘っていただいたのが嬉しいです。是非参加させていただこうと思います。



最後に、イベントに誘って下さった@hotchemiさん、見事な運営のスタッフの皆さん、そして話をさせていただいた参加者の皆さん、素晴らしい機会を本当にありがとうございました。