The HIRO Says

If you smell what The HIRO is cooking!!!

(主にエンジニア向け)英語を使えるようにする方法

「どうすれば英語を使えるようになれますか?」という相談を受けることが増えてきたので、今日会社で、「英語を使えるようにする方法」と題した勉強会を開催しました。
あくまで私の意見に過ぎないので、チラ裏扱いで、勉強会の内容を公開します。


1. 勉強会の目的

  • 英語を勉強するきっかけを作ること
  • 英語のスキルを向上させる方法を知り、実践できるようにすること
  • 英語を使って、仕事で成果を出せるようにすること

2. 私の実績

「そもそも何でお前が教えるの?」という質問への回答です。

1) TOEIC 895点(あと5点が遠い)
2) Agile2014アメリカ)で、英語で書いた論文が採択されて登壇しました。

採択された論文

3) DevOps Summit 2016(台湾)で、英語でキーノートスピーチを担当しました。


学習のポイント

私が日々実践していることを列挙します。

1. i英辞郎ボキャブラリーを増やす

http://www.sokoide.com/ieijiro/iap/
英和・和英辞典のスマホアプリです。辞書の内容はスペースアルクと同じなので、かなり実用に耐えます。ただ、このアプリの本当にすごいところは、英単語・英語例文のテストができることです。
気になる単語に印をつけておくと、「小テスト」という機能で意味が分かるかを確認することができます。
私は、20単語1セットで毎日3セットこの小テストを行い、どの程度覚えられているかを、例文込みで vim で書き出すということをやっています。これをかれこれ5-6年続けていますが、大体の技術書・仕様書・ブログを読むのに辞書は要らなくなりました。継続は力なり。

2. 英文法のトリセツ:正しい英文法を体得する

英文法のトリセツ?英語負け組を救う丁寧な取扱説明書 じっくり基礎編

英文法のトリセツ?英語負け組を救う丁寧な取扱説明書 じっくり基礎編

英語は、日本語とルールが異なります。英語は単語の順番が決まっていて、基本「主語+動詞(+α)」です。このことさえ頭と体で理解できれば、英語が大幅に理解できるようになります。
もし「英語がいまいち馴染めない」という方がいらっしゃれば、この本を一読することをオススメします。

3. 読書:自分の得意分野の書籍を英語で読む

Effective Java: A Programming Language Guide (Java Series)

Effective Java: A Programming Language Guide (Java Series)

私は Java のエンジニアを長年やってきたので、まずこの本を選びました。そして、上述の「i英辞郎」を活用しながら、計6回この本を通読しました。おかげで、他の Java の本や論文をスムーズに読みこなせるようになっていました。
自分の得意分野で、まずは勝負してみましょう。

4. 英語耳:字幕付き動画を観る

最近は、海外カンファレンスの動画・Webinar・研修教材などを、普通に Youtube で見ることができます。今年4月にアメリカで開催されたDockerCon17のキーノートスピーチの動画も、開催の1-2週間後には公開されていたので、ずっと会社の昼休みに見ていました。

Youtube の場合、英語字幕を表示してくれる機能があるので、これと合わせて動画を見聞きすると、英語耳を鍛えることができます。

また、AWSAmazon Web Services)の Technical Introduction シリーズは、吹き出しに会話内容が出ていること、英語自体がクリアなこと、及び時間が5-10分と短いことから、勉強にオススメです。(ついでに AWS の認定もとってしまいましょうw)

5. 会話:突貫!


ここまで来たら、あとはネイティブスピーカーに突貫を仕掛けて、英語で会話してみましょう。

次のような場が、突貫するチャンスです。

  • 海外カンファレンス
    • Agile201x
    • XP201x
    • DockerCon などなど
  • 外国人を招聘する国内カンファレンス・勉強会
    • Regional Scrum Gathering Tokyo 201x
    • Agile Japan 201x
    • 楽天テクノロジーカンファレンス(無料!!!)
    • 外国人講師による認定スクラム研修 などなど


私の場合、認定スクラムマスター研修の講師の Jim Coplien さんと、『アジャイルサムライ』の著者の Jonathan Rasmusson さんに突貫しました。結果、Jim Coplien さんとは Facebook の友達&メル友になり、仕事のアドバイスなどもしていただけるようになりました。

自分と同じバックボーンを持っている人であれば、会話のネタには困りません。また、話すための準備をしておくと、結果として英語の勉強の復習にもなります。私が英語を話せるようになったのは、Jonathan Rasmusson さんと話す準備を2か月ほど重ねてきた経験があったためです。

突貫する勇気ですよ。


結論

いかに、今の自分の仕事・やりたいことをベースに、今の技術・機会を活用していくか。これに尽きるのではないかと思います。

それでは来週、Agile2017に参加して、さらに英語力を伸ばしてきます〜!

アジャイル・メトリクスと、モダン・アジャイルと、Agile Japan 2017と


行ってきたぜ船堀!2017年4月13日(木)にタワーホール船堀で開催された、Agile Japan 2017に参加してきました。


今回の私の立場は、ワークショップの講師。『メトリクスによる「見える化」のススメ:No 見える化、No 改善』というタイトルで、アジャイル・メトリクスをみんなで創るワークショップを開催してきました。


今回は特に、私のワークショップと、モダン・アジャイルにまつわるお話をさせていただきます。


1.アジャイル・メトリクスのワークショップ

ワークショップを実施しての気付き

一言で言うと、参加者数が想定外すぎましたw
正直30人くらいでひっそりとやろうと思っていたのですが、蓋を開けてみたら事前登録99名・当日100名越えという非常事態。イベント1週間前に事務局から電話がかかってきて、「一番大きな部屋を用意したのでよろしく」との連絡があったので、多少は覚悟していたのですが、それでも驚きました。
今回、イベント参加者がスタッフ・関係者含めて550名だったそうなので、言われてみればそれなりに集まるんですよね。だったとしても想定外すぎて、嬉しい悲鳴でした。

あと、実際に運営をしてみての気付きを、以下に挙げてみました。

  • サポーターを募ってみましたが、集められたのは2名だけ。合計3名で100人以上を見るのはさすがにしんどかったです。
  • 備品の付箋紙とペンが完全に不足。仕方なく他の部屋から借りてきたり、サポーターの私物を提供したりして乗り切りました。
  • 中邑真輔「The Rising Sun」に乗って、会場への入場を果たしました。スタッフの方に確認したところ、こういう工夫は可能とのことでした。皆さんも機会があれば是非!

2.モダン・アジャイルと私


今回のキーノートスピーカーのJoshua Kerievskyさん。昨年から色々と関わらせていただいていて、今回のカンファレンスでも多く関わらせていただきました。

参考資料

(1)Joshuaさんの「Modern Agile」の日本語翻訳活動
平鍋さんありがとうございます。
https://anagileway.wordpress.com/2016/10/07/modern-agile-jp/


(2)「モダン・アジャイル」に関するFacebookグループ
こちらも平鍋さんありがとうございます。
https://www.facebook.com/groups/modernagilejp/


(3)昨年参加したAgile2016の参加報告資料
特に4章が、「モダン・アジャイル」に関する説明になっています。

当日のJoshuaさんとの関わり

  • 控え室で、10名くらいの日本人参加者を引き合わせて談笑。
  • 私が「Modern Agile」の日本語訳の1名であることを自己紹介。「Great!」と言っていただけて満足。
  • 私が昨年のAgile2016の参加報告資料で「Modern Agile」に言及していることを紹介。何かやり遂げた気分。
  • Joshuaさんの携帯電話がWiFiにつながらないとのことで、私の個人のWiFiをお貸しする。
    • これが原因で、その後しばらくJoshuaさんの付き人に。
  • JoshuaさんがMob Programmingをやりたいとのことだったので、会場にご案内。
  • Joshuaさんが疲れた(前日来日だったとのこと)だったので、一緒にロビーのソファで昼寝。
  • Joshuaさんのために、ネットワーキングパーティで寿司をお盆ごと確保して提供。


当日は、自分のセッションを実施した以外は、ほとんどJoshuaさんのサポートに徹していました。昨年のAgile2016での基調講演で非常に多くのことを学ばせていただいて感動した身としては、非常に光栄でした。

Agile Japan に限らず、アジャイル系の国内カンファレンスには、このようなチャンスが転がっています。ご自身の知見を飛躍的に広めたい勇気のある方には、この方法をオススメします。


まとめ

Steve Jobsの有名な言葉「Connecting the Dots」に尽きるのかな、と思っています。

  • 昔所属していたオージス総研の方が、發表内の所々で、私が発表しているアジャイル・メトリクスを活用してくれていていました。少しは恩返しできたかな?
  • 昨年のAgile2016のキーノートスピーチで非常に感銘を受けたJoshuaさんと、1日一緒に過ごさせていただいた。
  • 私のこれまでのアジャイル・メトリクスに関する活動を受けて、非常に多くの方がワークショップに参加してくださった。
  • 多くの友人・知人・師匠に巡り会えた&再会できた。


多くの点を繋げることは、大きな学びと喜びになります。そして自分を非常に高速に成長させてくれます。カンファレンスというある程度の安全性が確保された場所で、色々と自分なりにアイデアを試したり、あるいは自分自身のアイデア・経験を発信してみてはいかがでしょうか。まさに「モダン・アジャイル」の実践ですよ。


皆さんも、皆さんだけのdotsをつなげてみてください。

デブサミ2017に登壇させていただきましたx2

今年2017年も大盛況のうちに幕を閉じたデブサミ2017
初日の2月16日(木)、Yahoo! JAPAN Tech Conference 2017」と称して、弊社のメンバーとともに登壇させていただきました。部屋も一番大きな「会場A」を使わせていただき、主催の翔泳社の皆様には本当に感謝です。

特に今回私は、2つのセッションに登壇させていただいたのですが、その際の狙いや気付きなどについてお話できればと思っています。

ちなみに各セッションの詳細は、当日のTogetterまとめが詳しいので、こちらも併せてご確認ください。


1. 市場で勝ち続けるための品質とテストの技術

弊社の山下とともに、ヤフーでのテスト自動化の取り組みについてお話させていただきました。特に私は、「テスト自動化を支援するコーチ」として、どのような狙いを持って何を成し遂げようとしているのか、そしてどのような将来を見据えて行動しているのかについて、詳細にお話させていただきました。

当日の発表資料は、コチラになります。


同セッションでの気付き・疑問などについて、思いつくままに列挙してみます。

1) ネットワークは会場のものを使用しましょう

今回、個人でWiFiを用意して、Cyber Dojoを使ったTDDのデモを行おうとしたのですが、ネットワークの混線が発生して、3分ほど時間をロスしてしまいました。(ちなみに、次の日に同じ部屋を使用した牛尾さんちょまどさんもハマられていた様子。)

今後デブサミ冬へ登壇される予定の方への注意です。個人WiFiは混線して使い物にならないので、会場で用意されているWiFiか有線LANを使わせてもらった方が安全です。或いはネットワーク越しのデモは避け、事前に動画を用意しておいた方が良いかも知れません。

2) なぜ立ち見?

正直、それほど参加者の皆さんの目を引くセッションか?という疑問が個人的にはあったのですが、蓋を開けてみたら、立ち見が30-50名ほど出るほどの大盛況でした。また皆さんの反応も良く、非常に気持ち良くセッションを実施することができました。(最後も「イヤァオ!」で締められたしw

贅沢な悩みなのですが、何が良かったのかが正直分からなくて、私共若干困惑しております。何がどう皆さんの興味を引いたのか、こっそり教えていただけると嬉しいです。

3) テスト自動化だからこそ何でもやれ

これは資料の後半にも書かせていただきましたし、会場でもお話させていただいたのですが、「テスト自動化を推進するからテストスクリプトだけ書けば良い」というのは不足だと私は考えています。むしろテスト自動化に集中出来るだけのインフラ・アーキテクチャを用意したり、ステークホルダーとの関係を良好に保つなどの活動の方がより重要なのではないかと思っています。先日もとあるコーチ先の若手エンジニアから、「私はエンジニアだから、テストスクリプトだけを書きたい。他のことは私には関係ない!」と言われてしまいましたが、これは正直甘えだと思っています。今後の(ポスト)DevOps時代の働き方としては、技術だけではなく役割(ロール)を超越した意味での「フルスタック・デベロッパー」になることが必須なのでは、と私は夢想しています。


2. ザ・黒帯 〜 Yahoo! JAPANのエンジニアの働き方とキャリアを語る

私も含めた、弊社の第6代黒帯たち4名によるパネルディスカッションでした。
同セッションでは、CodeZine編集長の斉木さんにモデレータをしていただき、正直好き放題お話しさせていただきました。

このセッションについても色々語りたいことがあるのですが… CodeZineさんが後日記事にまとめてくださるそうなので、そちらをまずはご覧になっていただければと思います。その上で補足が必要であればまた何か書きます。


(番外編)筋肉フレンズ


左から、私、MSの牛尾さん、楽天の及部さん、翔泳社の鍋島さん(責任者だった気がするぞw)。もはやカオス。

スピーカー控え室で、ひょんなことからお互い筋トレ仲間(トレーニー)であることが分かり、せっかくの機会だから宣材写真(何の?)を撮影しようということになり、実現したのがこの写真です。

また、このすごーい!機会を逃すまいと、下記のグループを作成しました。筋トレに興味のある方は参加オールOKですので、どうぞお気軽にお越しください。
(Facebookグループ)筋肉フレンズ


(追伸)2日目の2月17日(金)の昼食で食べたファミマの糖質制限弁当(ブロッコリー)は、次の日に体重が1キロ減るほどの効果がありました。


まとめ

正直今回は、ヤフー社員だったから&ヤフーがデブサミの枠を入手したから、運良く登壇できただけだとも思っています。
それでも、参加された皆さんに、何か持って帰れるものをお渡しできたのであれば幸いです。
デブサミの規定で、次回は公募も応募できないそうなので、新しい登壇者の登場を願っています。


RSGT2017で二刀流に挑戦してきました


しれっと真ん中に収まる私。


2017年1月12日(木)と13日(金)に大崎ブライトホールで開催されました、Regional Scrum Gathering Tokyo 2017 (RSGT2017)に参加してきました。
今回は、スピーカーとしての登壇に加えて、スポンサーブースの運営担当の二刀流に挑みました。


1. スピーカーとして


中邑真輔新日本プロレス時代の入場曲「Subconscious」に乗って入場。(Supported by 及部 敬雄さん

※入場シーンの動画を、永瀬美穂さん開原 隆弘さんに撮影していただきました!
https://www.facebook.com/miholovesq/videos/1367363473327310/

この資料を作成した背景
  • 2014年にメトリクスに関する多くの発表をさせていただき、その知見を深めて多くの人の役に立てられる体系化したものにしたいという願望が生まれました。
  • 2015年は転職があったため、正直手が回りませんでした。
  • 2016年にAgile2016SQiP2016に参加し、自分の中に納得のいくものができあがりつつあったので、これを機にアイデアを整理をすることにしました。
  • プロダクトオーナー祭り2016で、POに役立つメトリクスについてのお話をさせていただける機会があったので、そこでの発表をさらにスクラムに関わる人全体に使えるように拡張してみました。


平鍋 健児さんからも、ありがたいフィードバックをいただくことができました。


そのあと


私にメトリクスの多くを教えてくださった細谷 泰夫さんと、私がメンターとして勝手に仰いでいる原田 騎郎さんから、これをアジャイルメトリクスパターン(言語)」にまとめられるのでは?という提案をいただき、現在少しずつパターン化しているところです。
今年2017年3月のAsianPLoPに投稿できればと考えています。→投稿しました!(2017年1月15日)


2. スポンサーブースの担当として


弊社は昨年もスポンサーとしてブースを出させていただいたのですが、正直ノーアイデア・ノーアクションで、ブース運営が非常にしょっぱかったという反省がありました。
そこで今年は、私を含めたメンバー同士でアイデアを出し合い、OpenJamを実質運営しながら、そこでチラシやノベルティを配るという作戦を実施するに至りました。また、スポンサーチケットを配った有志にも、ブース運営を手伝ってもらいました。

お揃いのTシャツを作成して、万全の体制の図。

毎朝、参加者の皆さんが来場される前に会場に来て朝会を実施して、その日にやることをしっかり共有。

2日目のオープニングでも、見事な宣伝を敢行。(漫才扱いされていましたがw)

ちなみに、弊社のコワーキングスペース「LODGE」は、土日も営業しています!



で、実際にやったOpenJamは、以下の通りです。

スマートフォン開発におけるフィーチャーチームとコンポーネントチームについて(藤村 新さん安井 力さん木村 卓央さん荒瀬 中人さん

アジャイルにおけるパターンについて(オージス総研 原田 巌さん

※写真が見つからなかった orz

SAFeやDtoDについて(オージス総研 藤井 拓さん

ブースを工夫した成果

事前に用意したノベルティやチラシを、9割方捌くことができました!
これも、ブース運営・OpenJam運営に協力してくださった皆様、そしてそれを観てくださり弊社に興味を持ってくださった皆様のおかげです。
本当にありがとうございました!


今後の予定

中村 洋さんが、CSPを取るそうです。


How to acquire CSP/『「認定スクラムプロフェッショナル」の資格を取得する方法』をベースに、そのサポートをさせていただければと思ってます。増やすぞCSP!


我々は皆様を、新たなスクラムの地平にいざなおうと考えております。
その地平とは、一体どんなものか?
その答えはもちろん、トランキーロ!あっせんなよ!!


どうもありがとうございました〜。


参考資料

今回の目玉はこれです〜

ジョイ・インク 役職も部署もない全員主役のマネジメント

ジョイ・インク 役職も部署もない全員主役のマネジメント


前書きを書かせていただきました。

アジャイルコーチング

アジャイルコーチング


入場に使用した「Subconscious」が入っています。

病院の元日2017


元日の午前中から、救急車で病院へ搬送され、診察を受けていました。いきなり2017年クライマックス。

ことの経緯

前日の2016年12月31日のこと。朝起きてから、痰に明らかな血が混じるようになりました。また、痰自体の量・頻度も多い。はじめのうちはそうでもなかったのですが、徐々に喉と胸に痛みを感じるようになり、14時頃に散髪から帰ってきた頃には、もう起きていられないほどに消耗していました。熱も37度ちょっとの微熱に。結局血痰の量は、15回前後に及びました。

病院へ行くまでの葛藤

さすがに出血の量がおかしいので、病院に行くことを考えたのですが…時期が時期だけに病院がやっていない。
救急外来も考えてみたのですが、以前非常にぞんざいな扱いを電話でされた挙句対応を拒否をされたことがあるので、これも嫌。

しかし、Facebook で友人たちから「とにかく病院行け」「救急外来だ」「119番だと対応が丁寧だぞ」と大量のリプをもらったこと、また今までで一番の鮮血を出してしまったことから、119番を選択。
ちなみに何とか自力で歩行は出来たので、画像のような搬送のされ方はせず、歩いて救急車に乗車して、「あーこうやって一般車に避けてもらうのね」とか思いながら病院へ向かいました。

診察結果

喘息と気管支炎の悪化で、大量の咳をし続けてしまったことによる、気管支などの裂傷とのことでした。風邪は万病のもと。
当初は結核も疑われたのですが、それは大丈夫とのこと。
あと…もしかしたら最近身近にインフルエンザに罹っている人いませんでした?と聞かれました。私は心当たりがないのですが、ここ数日私と会った人は注意が必要かもです。

ふりかえりと今後の対策

  • 病院を毛嫌いせず、行くべき時には勇気を持って行くこと。
  • でも病院は選べ。ダメなところは本気でダメだから、良い病院を探そう。
    • インターネットでの口コミも、ないよりははるかにマシ。
  • 休日に病院にかからねばならぬ時は、119番が大変親切。
  • 喘息対策に、ダイソンだけでは限界。空気清浄機も買うべし。
  • 喘息の病院を、今回診察してもらったところに変えたほうがよさげ。
    • 今まで診てもらっていた病院で血痰の話をしたら、「気のせい」で済まされたのです。

最後に

健康には色々と工夫をしているのだけれども、まだその度合いが低いのか、それとも厄年のせいか、着実にカラダが弱ってきていることを感じています。残念ながらこれは事実で否定のしようがない。それでも、「あいつカラダ弱いよね」とか言うのは本気で止めてください。そう言われて心身が回復することは絶対にありません。場合によっては実力行使もやぶさかではありません。
心身ともに弱っているので、適度に労ってください。

2016年の活動報告

これで全部ではない気もしていますが、覚えている範囲で。

2016年1月18日(月) Regional Scrum Gathering Tokyo 2016

大雪に見舞われて、自宅から車で20分程度の会場に2時間以上かけて到着したことが印象深し。
あと、英語資料を日本語で説明するのは、練習していても何気にムズい。


2016年7月6日(水) DevOps Summit 2016のキーノートスピーチ

無料で台湾に行けるという理由であっさり快諾したキーノート。思いの外反響があり、海外でのキーノートってすごいのだなと今更ながら実感。
ちなみに台湾ウィスキーのKAVALANは飲むべし!


2016年9月1日(木) Agile2016の社内レポート

ブログにも書いたけれども、びっくりするほど反響がなかったことを記憶している。もうAgile Conferenceの情報とか要らんのか…?


2016年9月24日(土) XP祭り2016

1) Agile2016の報告

2016年10月頃 モダンアジャイル

平鍋 健児さんのおかげで関わらせていただけたプロジェクト。
これがきっかけでJoshua Kerievskiさんと繋がれたのは大きな財産。


2016年11月26日(土) プロダクトオーナー祭り2016

これまでずーっと書きためていた、メトリクスについてまとめたプレゼン&資料。
分かりやすいという意見をいただけた反面、事例が少ないという指摘もいただいた作品。


2016-12-17(土) HDIfes#05「IT業界とゲーム業界、それぞれのDevOps」

英語の資料を日本語で説明しても、通じる人には通じるのだと分かった良い機会。


2016年を振り返って

7月のDevOps Summit 2016の話を社内の有識者が拾ってくれて、多くの人に広めてくれたことが、結果として2016年を生き抜くポイントになった気がします。
おかげさまで、ヤフー株式会社の黒帯になることもできました。(この後が大変そうw)

正直カラダにガタがきていますが、以下のことを目指していこうと思っています。

  • CEC(Certifies Enterprise Coach)を取得する!
  • Agile2017に参加して、人脈を広げる!
  • 生きる!

正直不安の方が先に立っていますが、2017年も生き抜いていこうと思っています。

ITとはプロレスである10の理由

Finally, The HIRO has come back to this blog!


皆さんこんにちは。
さて、PCモニターないしスマホ画面で各種Advent Calendarをご覧の皆さん!何かが足りないような気がしませんか?


そうです!今年のAdvent Calendarには、プロレスが足りないんです!


そこで今回は、役に立つ情報も含めながら、炎上上等でITとプロレスの話を書き尽くしてみようと思います。


1. 技術力しかないエンジニアは「しょっぱい」

プロレス界には、アマチュアレスリングや柔道など、格闘技界で活躍した人たちが入門してくることが多いです。しかし、往々にしてそのような選手たちは、プロレス界に入ってから伸び悩む傾向があります。なぜならば、格闘技の「強さ」は見せられても、プロレス的なお客様を惹きつける「魅せる」動きが(すぐに)できないことが多いためです。(ちなみにこのように、お客様に「魅せる」動きができず、お客様を満足させられない様を、プロレス用語では「しょっぱい」と表現します。)

翻って、IT業界に目を向けてみましょう。技術力は突出しているけれども、コミュニケーションなど他の能力には興味を示さない/伸ばそうとしないエンジニアたちを、よく目にしませんか? 後述しますが、仕事においてお客様を惹きつけることやステークホルダーを喜ばせることは、エンジニアにも求められることです。特に、アジャイルやDevOpsが広まり、ITとビジネスとの距離をより短くすることが求められている昨今では、よりその傾向が強くなってきています。

強さ・技術力は大切です。しかしながら、それしか見せられるものがないのであれば、お客様・マネージャー・チームメンバーらにとっては、「しょっぱい」存在でしかないのです。強さ・技術力以外にも、お客様らに「魅せられる」能力を身につけることが肝要です。

※まれに、強さ・技術力だけで「魅せられる」人もいますが、これは例外ということで(^^;)


2. お客様にお金を出してもらえるエンジニアこそが評価される

プロレス界で「評価される」レスラーとは、どのような存在でしょうか? 幾つか要素があるのですが、その中でも重要なものに、「チケットを売れる」というものがあります。

これは先述の「しょっぱい」の話とも関連しますが、お客様の印象に残る動きができ、お客様に「またこのレスラーを見たいな」と思わせる存在こそが、プロレス界では重宝されます。なぜならば、お客様にお金を出してもらっているからです。

翻って、IT業界。「クールなコードを書きさせすれば評価される」・「技術の分からないマネージャーが自分を評価してくれない」などと思っているエンジニアはいませんか? 残念ながらそのような態度では、評価されることはあまり期待できません。なぜならば、お客様にお金を出してもらえていないからです。

エンジニアの皆さんにはぜひ、「技術力が全て」とは思わずに、ステークホルダーやマネージャーらとよく話をして、彼らが一体何を求めていて、どのように売上・利益をあげようとしているのか、一度しっかりと確認してみてください。そして、どうしたらそこにエンジニアとして貢献できるかを考えてみてください。そこに、自分がより評価されるようになるためのヒントが転がっているはずです。


3. 自分たちを適切に「みせよう」

これまで説明してきたように、プロレスラーは、お客様を惹きつけ、「またこのレスラーを見たい」とお金を出してもらうよう振る舞うことが必要です。すなわち、いかに自分を「魅せられるか」がポイントです。それでは、レスラーがどの程度お客様を惹きつけているか、すなわち人気があるかということを、どのように判断すれば良いのでしょうか? 具体的な評価軸としては、以下のものが挙げられます。

  • 大会・興行の観客動員数
  • グッズの売上金額
  • チケットの販売枚数(レスラー自身がチケットを販売する場合)
  • イベント開催時の参加人数
  • Twitterのフォロワー数


一方でIT業界。特に昨今のアジャイル界隈では、「メトリクス」(KPIとほぼ同義)というものを活用して、プロダクトおよび開発プロセスの良し悪しを「見える化」する動きが、世界的に広まりつつあります。
メトリクスに関する具体的な魅せ方や活用方法については、以下の資料が参考になります。

プロダクト開発活動およびリリースしたプロダクトがどの程度お客様を惹きつけているか。どの程度「魅せているか」をメトリクスで「見える」ようにする活動は、多くのプラスの効果があります。もしまだメトリクスを採用していない方は、これを機に採用してみてはいかがでしょうか。


4. ステークホルダーマネジメントは重要

レスラーは、試合だけをしていれば良いわけではありません。地方での大会・興行のために営業に出たり、保育園や老人ホームなどを慰問したり、テレビに出たりと、大会・興行を成功させるために日々さまざまな活動を行っています。
例えば、新日本プロレス棚橋 弘至選手(@tanahashi1_100)。その圧倒的で旺盛な営業活動は、オーナーをして「もう営業に回るところがない」とまで言わしめたほどです。
棚橋選手のリング内外での活動ぶりについては、ぜひ下記書籍をご覧ください。

IT業界も同様です。プロダクト開発やチームを支援してくれる出資者・マネージャー・他部署の関係者・協力会社などなど、挙げればきりがないですが、こうした「ステークホルダー」との良好や協力関係を築くこと、情報のやりとりを円滑化すること、期待値を適切にコントロールすることなど、ステークホルダーマネジメント」はプロダクト開発の成功に必須です。

ぜひ、あなたのプロダクト開発を成功させ続けるために、IT業界の棚橋選手を目指して行動してみてください。


5. プロレスは「プロセス」

ダジャレじゃないですよ?(-ω-;)

プロレスとは、アスリートとしての圧倒的な運動量、および試合の流れと間によって、独特の高揚感をお客様に伝えるスポーツです。単純に技を出すだけではダメで、例えば試合序盤は関節技の攻防でじっくりお客様の目を慣れさせてリングに注意を惹きつけ、中盤から大技を出し始めて場の転換を図り、終盤は必殺技とその切り返しの応酬で魅せるというような、「試合の流れ」が重要になってきます。

これは、IT業界における、適切なプロダクトを作るための「プロセス」を整備・運用することに似ていませんか?
ウォーターフォールでもアジャイルでも良いです。そのプロダクトを開発するための適切な「プロセス」があり、メンバーステークホルダーらに認知・共有されており、それを活用して実際に適切なタイミングでプロダクトを提供できていることが肝要です。
昨今適用が広がってきているCI/CD・DevOpsは、ここぞというときに必殺技よろしく最新のプロダクトをリリースできるようにしようというプロセスです。あなたのプロダクトにあったプロセスを整備して、あなたもIT業界でベストバウトを狙ってみてください。


6. 良いチームがお客様を喜ばせる

プロレスラーだけでは、大会・興行を成立させることはできません。
チケットを売ったり会場を押える営業、グッズ売り場の担当者、音響や照明などのスタッフ、大会・興行に適したカードと試合順序を決めるブッカーら、多くの人たちが協力しあって、大会・興行を成り立たせ、お客様を喜ばせています。
一方で、この協力関係がうまくいかない場合は、興行が不成立となったり、お客様が離れてしまい、結果会社が倒産してしまうということもあります。

IT業界も同様です。お客様に喜ばれるプロダクトを作り続けるための「良いチーム」を作り運営していくことが、成功のために必須です。営業・企画の方のアイデアを適切にすくい上げ、プロダクトに落とし込むこと。デザイナーやQAと良好な関係を気づき、手戻りを減らすこと。運用担当者と協力し、迅速にプロダクトをリリースできる体制を構築すること。適切なステークホルダーマネジメントを行うこと。などなど。

自己組織化され、価値に向かって一直線に進める「良い」プロダクト開発チームが、最終的にお客様を喜ばせます。


7. 日々の鍛錬がお客様を喜ばせる

せっかくプロレスを見るならば、カッコいいカラダのレスラーをみたいですよね。また、肉体的にも技量的にも研ぎ澄まされた選手の動きを見て満足したいものです。
昨今のプロレス界では、特にボディービルダー並みにカッコいいカラダを作り、良い試合をするために徹底的に節制している人が増えてきています。先の棚橋選手が、その最たるものでしょう。あのカラダで今年40歳です。

それでは、IT業界と関連するポイントはどこでしょうか。それは、勉強することを欠かさないことでしょう。ただしこれは、常に最新の技術を追い続けることだけではなく、適材適所のソリューションを提供できるよう選択肢を増やすことも含みます。レスラー同様、引き出しは多い方が良いです。
また、アジャイルでは、「持続可能」に仕事をし続けることが重要とされています。したがって、無理せず仕事を続けられるよう、適度な運動をすることも役に立つでしょう。

日々の鍛錬。これは、業界問わず必要なことでしょう。


8. プロレスは共通言語として仕事を円滑にする

コミュニケーションを円滑にすることは、プロダクト開発を成功させるための重要な要素です。
プロレスの用語や決めゼリフを共通言語として活用すると、うまくいくことがあります。これは、メンバー間やステークホルダー間の認識の差を埋めるために、DDD(Domain-Driven Design)の「ユビキタス言語」や「DSL」(Domain-Specific Language)を活用することに相当します。
以下に例をあげます。

  • トランキーロ:焦らずゆっくり振る舞って欲しい時に使いましょう。
  • 特にありません:おそらく3つくらい言いたいことがあるはずです。質問して聞き出してあげましょう。
  • どうしよっかなー?:難しい選択を迫られた時に使いましょう。緊張した空気が弛緩します。
  • たぎる:リリース間際など、感情が高ぶってきた時に使いましょう。
  • イヤァオ!:感情が高ぶり言語化できなくなった時に使いましょう。どんな場面でも使える万能の言葉です。

9. Matzはプロレス好き

Rubyの父として有名すぎる、Matzことまつもとゆきひろさん(@yukihiro_matz)。ある日、宴席でご一緒させていただいた際に、「プロレスのミーム(決めゼリフ)が好き」というお話を伺いました。そこで私は、当時は新日本プロレス、現在は現在はWWEで活躍中の中邑 真輔選手(@ShinsukeN)の決めゼリフ「イヤァオ!」をお教えしました。そして、その宴席を一緒に「イヤァオ!」で締めました。

ITはやはりプロレスであることの証明ではないでしょうか?w


10. 筋肉は裏切らない

多くは語るまい。

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最後に

私の趣味は、スポーツナビというサイトで、プロレスを含むスポーツ全般の情報を日々追うことです。


ぜひ、あなたの目で、あなたの手で、最新のプロレスの情報を収集し、日々のプロダクト開発活動にその知見を生かしてみてください。

超兄貴?兄貴のすべて?

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