The HIRO Says

If you smell what The HIRO is cooking!!!

父の入院に際しての感謝と反省

「父さんが入院しました。今すぐ連絡下さい。」
2013/1/10(木)の朝起きると、母から留守電がありました。


母に電話をしてみると、心筋梗塞と診断されて前日に入院したとのこと。母の話し振りからは、非常に混乱していることが分かりました。会社の上司に相談したところ、今すぐ実家に帰った方が良いと薦められ、急ぎ実家に帰り、母のサポートと父の見舞いにいきました。(実家へ帰ることを薦めて下さった職場の皆さんには、本当に感謝の気持ちしかありません。)

症状

  • 心筋梗塞
  • 心臓の半分程度まで水が溜まっている
  • 血糖値が500オーバー
  • 命に別状はなし

対応策

3週間ほど入院し、投薬で心臓に溜まった水と血糖値を抜いて行けばOKとのことです。一気に落とすと体に負荷がかかりすぎてしまうため、3週間程度かけて徐々に落としていくことになりました。
















自身の反省点

今回は、私自身の初動にいくつか反省点がありました。完全にチラ裏になりますが、自身への戒めとして記録しておきます。

(1)家族よりも会社を優先したこと

最初の電話の際、母が非常に混乱していることは分かりました。しかし、会社で朝イチで打合せが2つ入っていたことから、母には「後で電話する」と回答して電話を切りました。後で母に確認したところ、この私の回答に見捨てられたような思いを抱いたとのことでした。
私が会社を優先したのは、「家族よりも会社を優先しなければ解雇される」という、私が社会人1年目で体に叩き込まれた「誤った」認識からでした。

私が社会人生活をスタートさせた会社(もちろん今の会社ではないです)では、社の方針に1つでも背くと容赦なくその場で解雇されるというシステムでした。具体的には、以下のようなことをすると、ゴルフクラブで殴られた挙げ句その場で解雇です。

  • 社長の質問に対して「分からない」と答えること(例え分からないことであっても)
  • 1週間毎の研修成果の発表で、1つでもミスをすること
  • 急病になった家族を病院に連れて行くために会社を休むこと


丁度転職したばかりということもあり、こうした過去のトラウマがどうしても今の自分の行動を制約してしまっています。しかし、いくら過去のトラウマであっても、体に染み込まされたことであっても、間違っていることはやはり間違いです。今回の件では、トラウマを乗り越える判断力と勇気が欠けていたことは事実です。これは直ちに改めるべき自身の反省点です。

(2)電話に出づらいこと

一人暮らしを始めたばかりということもあり、母からは頻繁に電話がかかってきます。寂しいかららしいです。ですが、私も決して暇ではないので、母が話したいからというだけの理由では電話に出づらいです。

  1. 毎日22時頃に帰宅するため、電話に出る体力がない
  2. 「用事があるので電話下さい」という曖昧な内容の留守電では、出ようという気にはなれない
  3. 私のマンションでのソフトバンクの電波が弱く、普通に電話していると切れてしまう


ただ今回のことがあったので、母とも相談し、以下のような改善をすることにしました。

  1. 私がまず仕事を減らし、母の電話に出る時間的・体力的余裕を確保する。
  2. 母も留守電で要件を明示するようにする(「xxの書類が必要なので書き方を教えて欲しい」など)
  3. マンションの外で電話をする
(3)父と話すこと

正直、父との仲は良くないです。一時期私は鬱を煩っていましたが、父との関係が多くの原因を占めます。

  • 何か問題があると、全て私のせいにされること
  • 何か気に入らないことがあると、頭ごなしに怒鳴られること
  • 具体的にどこがどう気に入らないのかを聞くと、「お前が考えろ!」としか言われないこと(改善のしようがない)
  • 何かあると「お前はバカだ」「きちんと考えろ」「お前のような奴は世の中の役に立たない」と言われること


鬱を克服する過程で、「この人と付き合っても自分がすり減るだけだ」という理解にいきつき、それ以来父とは最低限の挨拶以外基本話しかけないようにしていました。
ただ、今回久々に話をしてみて、父も鬱を煩っているらしいことが分かりました。父の日々の言動も、多くは父(私の祖父)に同様の仕打ちを受けたことが原因らしいことが分かってきました。

私も職場で人からの相談に乗る立場にあります。「実家のことをこなせない奴が会社でも出来る訳がない」という簡単な話ではありませんが、自分の実父であり、自身のトラウマの源でもある存在。その彼と話をする時間を増やし、少しでも心のこじれをほぐす手伝いをしてみようと思います。