The HIRO Says

If you smell what The HIRO is cooking!!!

Agile2017のレポートとこぼれ話詰め合わせ


今年も、Agile2017に参加してきました。今回は、Agile2017 のレポートと、あまりにありすぎたこぼれ話をぎゅっと詰め込んで皆様にお届けします。


レポート

8/11(金)にカンファレンス終了、8/14(月)にリリースなので、世界でも最速の部類に入るレポートでしょう。ぜひ読んでみてください〜


カンバンシミュレーター

上記のレポートでも触れているシミュレーションツール。作者の Peter Kananen さんのご好意で、日本でも自由に使って良いとのことです。
URL:http://greenlight-flow-metrics.herokuapp.com/


本来は、各レーンの人数・WIP 制限・タスクのバッチサイズを操作することで、適切なサイクルタイムやスループットを実現できるかどうかを試すもので、メトリクスの習得を目的としたツールです。一方で、カンバン自体を説明することに関しても非常に優秀なツールでもあります。もしカンバンの導入を検討しているけれどもイメージが分からないという方がいらっしゃいましたら、ぜひ試してみてください。


あ、もし需要があれば、出張ワークショップとかやりますです。


著名人との交流

Jonathan Rasmusson さん(『アジャイルサムライ』の著者)


アジャイルサムライ−達人開発者への道−

アジャイルサムライ−達人開発者への道−

テスト自動化に関する新著も出されたそうです。

Joshua Kerievsky さん(モダン・アジャイルで今年日本中がお世話になった方)

Woody Zuill さん(モブプログラミングの第一人者。Hunter Industries 所属)


Agile2014 で、モブプログラミングに関する論文を発表されています。なかなか興味深いです。
https://www.agilealliance.org/wp-content/uploads/2015/12/ExperienceReport.2014.Zuill_.pdf

Chris Lucian さん(Hunter Industries のソフトウェア開発ディレクター)


今回の Agile2017 で、モブプログラミングに関する論文を発表されています。モブをスケールさせるという、非常に面白い内容です。
https://www.agilealliance.org/wp-content/uploads/2017/02/GrowingTheMob.pdf

Jeff Patton さん(ユーザーストーリーマッピングでおなじみ)


ユーザーストーリーマッピング

ユーザーストーリーマッピング


こぼれ話

「許可を求めるな謝罪せよ」の元ネタです。


フロリダなので今年もホテルにいたワニ。2度ほど噛まれそうになりましたw


1) ハンドスピナー

ノベルティでもらったハンドスピナー(「PMI」のロゴが付いてます)。日本人参加者の間で、爆発的に広まりました。
「これ日本でも流行るで!w」 by 西村直人さん


2) アメリカならではのジュース

日本でもおなじみモンスタードリンク。約500mlで、3ドル50セント。


エナジーアイスティー。ちょっと酸っぱめのレモンティーでした。美味しい。


エナジーコーヒー。濃いめのモカコーヒーでした。美味しい。


プロテインドリンクチョコ味。タンパク質が25gも摂取できる優れもの。2ドル50セント。


3) プロレスラー

パーティ会場の警備員をされていた、アメリカのプロレスラーの Chico Adams さんと意気投合し、お友達になりました。(私がプロレスのTシャツを着ていたから、すぐに先方も分かったらしい。)
本人の試合動画を紹介してもらったので、興味があれば是非見てください。

川崎大師のお守り


Agile2017 に参加していて、ちょっと嬉しい話があったのでチラ裏です。


昨年(2016年)私は、プロダクトオーナーシップやプロダクトディスカバリーなどで有名な David Hussman さんのセミナーを受講しました。


その後、David が重い病気を患ったことを人づてに聞きました。


今回の Agile2017 で David が登壇するという情報を得て、私は川崎大師に行って、厄除けのお守りを購入してきました。病気が少しでも快方に向かうよう、彼にプレゼントしたいと思ったからです。


で昨日(8/9)、無事に David にお守りを渡すことができました。David からは、拝むように感謝されて、こちらも胸が熱くなりました。


そして今日(8/10)、David の友人である Jeff Patton さんから、「David も私も非常に感謝している」と言われました。また、病気が快方に向かっていると言う情報もいただきました。


正直、嬉しくて泣きそうです。


人生、たまにはこういうことがあってもいいですよね。

【Agile2017参加レポート】でもやるんだよ! by Spotify

今年も、アメリカで開催されている Agile2017 に参加しています。

3日目に開催された Spotify のセッション、『You can do better than the Spotify Model』がちょっと興味深かったのでチラ裏します。


スピーカー


Joakim Sunden さん
『カンバン仕事術』の著者です。聞き間違えていなければ、2年ほど前にストックホルムからアメリカに移住し、Spotify に入社したとのことです。

カンバン仕事術

カンバン仕事術


アジャイルサムライ』の Jonathan Rasmusson さんといい、『リーン開発の現場』の Henrik Kniberg さんといい、Spotify に入社するアジャイルコーチが多い印象。

アジャイルサムライ−達人開発者への道−

アジャイルサムライ−達人開発者への道−

リーン開発の現場 カンバンによる大規模プロジェクトの運営

リーン開発の現場 カンバンによる大規模プロジェクトの運営


概要

下記の動画で紹介されている、Spotify の成功モデル(「The Spotify Model」)。これが近年うまく機能しないケースが出てきたので、どうやって1つ1つ課題を解決していっているかのお話でした。


実際に起きている課題

  • TDD をやらなくなった
  • タスクボードを使わなくなった
  • R&D 部門以外ではアジャイルを使わなくなった

などなど。

急激に会社が成長し、ここ4年で1,600名ほど社員が増えており、その人たちのケアがあまり行き届いていないとのことでした。


解決策

基本は、下記の書式で解決するとのことです。

The Spotify Model + ? = Profit


ポイントは以下の通り。

  • 課題のコンテキストはそれぞれ違うので、それぞれに応じた解決策を考え抜いて適用する。
  • 解決策のベースとして、「The Spotify Model」を活用する。
  • 必ず Profit(利益)につなげる。
  • これらを実現するために、「Autonomy」(自立性・自律性)を重視する。


結局のところ、「でもやるんだよ!」と言っているのと同じなことが、ちょっと面白かったですw
一方で、共通のベースに基づきながらも自分たちで徹底して考え抜いて、必ず利益につなげろ!という点は、自分のアジャイル観にもあっていて、共感するものでした。


結論

売上・利益にまで繋げてこそ「アジャイル」だということは、改めて強調したいです。
日本だと、未だに「アジャイル開発」と呼ばれることが多く、開発チーム内だけの改善活動として矮小化されがちな印象を持っています。しかし、ビジネスに貢献するものでなければ、企業にとって採用するメリットはない。企業がメリットを感じられるものを実現すべきで、それが「アジャイル」。そのことに改めて気付かせてくれたという意味では、価値のあるセッションでした。


来年も Agile2018 が開催されます。上記のような経験、あなたもしてみませんか?

(主にエンジニア向け)英語を使えるようにする方法

「どうすれば英語を使えるようになれますか?」という相談を受けることが増えてきたので、今日会社で、「英語を使えるようにする方法」と題した勉強会を開催しました。
あくまで私の意見に過ぎないので、チラ裏扱いで、勉強会の内容を公開します。


1. 勉強会の目的

  • 英語を勉強するきっかけを作ること
  • 英語のスキルを向上させる方法を知り、実践できるようにすること
  • 英語を使って、仕事で成果を出せるようにすること

2. 私の実績

「そもそも何でお前が教えるの?」という質問への回答です。

1) TOEIC 895点(あと5点が遠い)
2) Agile2014アメリカ)で、英語で書いた論文が採択されて登壇しました。

採択された論文

3) DevOps Summit 2016(台湾)で、英語でキーノートスピーチを担当しました。


学習のポイント

私が日々実践していることを列挙します。

1. i英辞郎ボキャブラリーを増やす

http://www.sokoide.com/ieijiro/iap/
英和・和英辞典のスマホアプリです。辞書の内容はスペースアルクと同じなので、かなり実用に耐えます。ただ、このアプリの本当にすごいところは、英単語・英語例文のテストができることです。
気になる単語に印をつけておくと、「小テスト」という機能で意味が分かるかを確認することができます。
私は、20単語1セットで毎日3セットこの小テストを行い、どの程度覚えられているかを、例文込みで vim で書き出すということをやっています。これをかれこれ5-6年続けていますが、大体の技術書・仕様書・ブログを読むのに辞書は要らなくなりました。継続は力なり。

2. 英文法のトリセツ:正しい英文法を体得する

英文法のトリセツ?英語負け組を救う丁寧な取扱説明書 じっくり基礎編

英文法のトリセツ?英語負け組を救う丁寧な取扱説明書 じっくり基礎編

英語は、日本語とルールが異なります。英語は単語の順番が決まっていて、基本「主語+動詞(+α)」です。このことさえ頭と体で理解できれば、英語が大幅に理解できるようになります。
もし「英語がいまいち馴染めない」という方がいらっしゃれば、この本を一読することをオススメします。

3. 読書:自分の得意分野の書籍を英語で読む

Effective Java: A Programming Language Guide (Java Series)

Effective Java: A Programming Language Guide (Java Series)

私は Java のエンジニアを長年やってきたので、まずこの本を選びました。そして、上述の「i英辞郎」を活用しながら、計6回この本を通読しました。おかげで、他の Java の本や論文をスムーズに読みこなせるようになっていました。
自分の得意分野で、まずは勝負してみましょう。

4. 英語耳:字幕付き動画を観る

最近は、海外カンファレンスの動画・Webinar・研修教材などを、普通に Youtube で見ることができます。今年4月にアメリカで開催されたDockerCon17のキーノートスピーチの動画も、開催の1-2週間後には公開されていたので、ずっと会社の昼休みに見ていました。

Youtube の場合、英語字幕を表示してくれる機能があるので、これと合わせて動画を見聞きすると、英語耳を鍛えることができます。

また、AWSAmazon Web Services)の Technical Introduction シリーズは、吹き出しに会話内容が出ていること、英語自体がクリアなこと、及び時間が5-10分と短いことから、勉強にオススメです。(ついでに AWS の認定もとってしまいましょうw)

5. 会話:突貫!


ここまで来たら、あとはネイティブスピーカーに突貫を仕掛けて、英語で会話してみましょう。

次のような場が、突貫するチャンスです。

  • 海外カンファレンス
    • Agile201x
    • XP201x
    • DockerCon などなど
  • 外国人を招聘する国内カンファレンス・勉強会
    • Regional Scrum Gathering Tokyo 201x
    • Agile Japan 201x
    • 楽天テクノロジーカンファレンス(無料!!!)
    • 外国人講師による認定スクラム研修 などなど


私の場合、認定スクラムマスター研修の講師の Jim Coplien さんと、『アジャイルサムライ』の著者の Jonathan Rasmusson さんに突貫しました。結果、Jim Coplien さんとは Facebook の友達&メル友になり、仕事のアドバイスなどもしていただけるようになりました。

自分と同じバックボーンを持っている人であれば、会話のネタには困りません。また、話すための準備をしておくと、結果として英語の勉強の復習にもなります。私が英語を話せるようになったのは、Jonathan Rasmusson さんと話す準備を2か月ほど重ねてきた経験があったためです。

突貫する勇気ですよ。


結論

いかに、今の自分の仕事・やりたいことをベースに、今の技術・機会を活用していくか。これに尽きるのではないかと思います。

それでは来週、Agile2017に参加して、さらに英語力を伸ばしてきます〜!

アジャイル・メトリクスと、モダン・アジャイルと、Agile Japan 2017と


行ってきたぜ船堀!2017年4月13日(木)にタワーホール船堀で開催された、Agile Japan 2017に参加してきました。


今回の私の立場は、ワークショップの講師。『メトリクスによる「見える化」のススメ:No 見える化、No 改善』というタイトルで、アジャイル・メトリクスをみんなで創るワークショップを開催してきました。


今回は特に、私のワークショップと、モダン・アジャイルにまつわるお話をさせていただきます。


1.アジャイル・メトリクスのワークショップ

ワークショップを実施しての気付き

一言で言うと、参加者数が想定外すぎましたw
正直30人くらいでひっそりとやろうと思っていたのですが、蓋を開けてみたら事前登録99名・当日100名越えという非常事態。イベント1週間前に事務局から電話がかかってきて、「一番大きな部屋を用意したのでよろしく」との連絡があったので、多少は覚悟していたのですが、それでも驚きました。
今回、イベント参加者がスタッフ・関係者含めて550名だったそうなので、言われてみればそれなりに集まるんですよね。だったとしても想定外すぎて、嬉しい悲鳴でした。

あと、実際に運営をしてみての気付きを、以下に挙げてみました。

  • サポーターを募ってみましたが、集められたのは2名だけ。合計3名で100人以上を見るのはさすがにしんどかったです。
  • 備品の付箋紙とペンが完全に不足。仕方なく他の部屋から借りてきたり、サポーターの私物を提供したりして乗り切りました。
  • 中邑真輔「The Rising Sun」に乗って、会場への入場を果たしました。スタッフの方に確認したところ、こういう工夫は可能とのことでした。皆さんも機会があれば是非!

2.モダン・アジャイルと私


今回のキーノートスピーカーのJoshua Kerievskyさん。昨年から色々と関わらせていただいていて、今回のカンファレンスでも多く関わらせていただきました。

参考資料

(1)Joshuaさんの「Modern Agile」の日本語翻訳活動
平鍋さんありがとうございます。
https://anagileway.wordpress.com/2016/10/07/modern-agile-jp/


(2)「モダン・アジャイル」に関するFacebookグループ
こちらも平鍋さんありがとうございます。
https://www.facebook.com/groups/modernagilejp/


(3)昨年参加したAgile2016の参加報告資料
特に4章が、「モダン・アジャイル」に関する説明になっています。

当日のJoshuaさんとの関わり

  • 控え室で、10名くらいの日本人参加者を引き合わせて談笑。
  • 私が「Modern Agile」の日本語訳の1名であることを自己紹介。「Great!」と言っていただけて満足。
  • 私が昨年のAgile2016の参加報告資料で「Modern Agile」に言及していることを紹介。何かやり遂げた気分。
  • Joshuaさんの携帯電話がWiFiにつながらないとのことで、私の個人のWiFiをお貸しする。
    • これが原因で、その後しばらくJoshuaさんの付き人に。
  • JoshuaさんがMob Programmingをやりたいとのことだったので、会場にご案内。
  • Joshuaさんが疲れた(前日来日だったとのこと)だったので、一緒にロビーのソファで昼寝。
  • Joshuaさんのために、ネットワーキングパーティで寿司をお盆ごと確保して提供。


当日は、自分のセッションを実施した以外は、ほとんどJoshuaさんのサポートに徹していました。昨年のAgile2016での基調講演で非常に多くのことを学ばせていただいて感動した身としては、非常に光栄でした。

Agile Japan に限らず、アジャイル系の国内カンファレンスには、このようなチャンスが転がっています。ご自身の知見を飛躍的に広めたい勇気のある方には、この方法をオススメします。


まとめ

Steve Jobsの有名な言葉「Connecting the Dots」に尽きるのかな、と思っています。

  • 昔所属していたオージス総研の方が、發表内の所々で、私が発表しているアジャイル・メトリクスを活用してくれていていました。少しは恩返しできたかな?
  • 昨年のAgile2016のキーノートスピーチで非常に感銘を受けたJoshuaさんと、1日一緒に過ごさせていただいた。
  • 私のこれまでのアジャイル・メトリクスに関する活動を受けて、非常に多くの方がワークショップに参加してくださった。
  • 多くの友人・知人・師匠に巡り会えた&再会できた。


多くの点を繋げることは、大きな学びと喜びになります。そして自分を非常に高速に成長させてくれます。カンファレンスというある程度の安全性が確保された場所で、色々と自分なりにアイデアを試したり、あるいは自分自身のアイデア・経験を発信してみてはいかがでしょうか。まさに「モダン・アジャイル」の実践ですよ。


皆さんも、皆さんだけのdotsをつなげてみてください。

デブサミ2017に登壇させていただきましたx2

今年2017年も大盛況のうちに幕を閉じたデブサミ2017
初日の2月16日(木)、Yahoo! JAPAN Tech Conference 2017」と称して、弊社のメンバーとともに登壇させていただきました。部屋も一番大きな「会場A」を使わせていただき、主催の翔泳社の皆様には本当に感謝です。

特に今回私は、2つのセッションに登壇させていただいたのですが、その際の狙いや気付きなどについてお話できればと思っています。

ちなみに各セッションの詳細は、当日のTogetterまとめが詳しいので、こちらも併せてご確認ください。


1. 市場で勝ち続けるための品質とテストの技術

弊社の山下とともに、ヤフーでのテスト自動化の取り組みについてお話させていただきました。特に私は、「テスト自動化を支援するコーチ」として、どのような狙いを持って何を成し遂げようとしているのか、そしてどのような将来を見据えて行動しているのかについて、詳細にお話させていただきました。

当日の発表資料は、コチラになります。


同セッションでの気付き・疑問などについて、思いつくままに列挙してみます。

1) ネットワークは会場のものを使用しましょう

今回、個人でWiFiを用意して、Cyber Dojoを使ったTDDのデモを行おうとしたのですが、ネットワークの混線が発生して、3分ほど時間をロスしてしまいました。(ちなみに、次の日に同じ部屋を使用した牛尾さんちょまどさんもハマられていた様子。)

今後デブサミ冬へ登壇される予定の方への注意です。個人WiFiは混線して使い物にならないので、会場で用意されているWiFiか有線LANを使わせてもらった方が安全です。或いはネットワーク越しのデモは避け、事前に動画を用意しておいた方が良いかも知れません。

2) なぜ立ち見?

正直、それほど参加者の皆さんの目を引くセッションか?という疑問が個人的にはあったのですが、蓋を開けてみたら、立ち見が30-50名ほど出るほどの大盛況でした。また皆さんの反応も良く、非常に気持ち良くセッションを実施することができました。(最後も「イヤァオ!」で締められたしw

贅沢な悩みなのですが、何が良かったのかが正直分からなくて、私共若干困惑しております。何がどう皆さんの興味を引いたのか、こっそり教えていただけると嬉しいです。

3) テスト自動化だからこそ何でもやれ

これは資料の後半にも書かせていただきましたし、会場でもお話させていただいたのですが、「テスト自動化を推進するからテストスクリプトだけ書けば良い」というのは不足だと私は考えています。むしろテスト自動化に集中出来るだけのインフラ・アーキテクチャを用意したり、ステークホルダーとの関係を良好に保つなどの活動の方がより重要なのではないかと思っています。先日もとあるコーチ先の若手エンジニアから、「私はエンジニアだから、テストスクリプトだけを書きたい。他のことは私には関係ない!」と言われてしまいましたが、これは正直甘えだと思っています。今後の(ポスト)DevOps時代の働き方としては、技術だけではなく役割(ロール)を超越した意味での「フルスタック・デベロッパー」になることが必須なのでは、と私は夢想しています。


2. ザ・黒帯 〜 Yahoo! JAPANのエンジニアの働き方とキャリアを語る

私も含めた、弊社の第6代黒帯たち4名によるパネルディスカッションでした。
同セッションでは、CodeZine編集長の斉木さんにモデレータをしていただき、正直好き放題お話しさせていただきました。

このセッションについても色々語りたいことがあるのですが… CodeZineさんが後日記事にまとめてくださるそうなので、そちらをまずはご覧になっていただければと思います。その上で補足が必要であればまた何か書きます。


(番外編)筋肉フレンズ


左から、私、MSの牛尾さん、楽天の及部さん、翔泳社の鍋島さん(責任者だった気がするぞw)。もはやカオス。

スピーカー控え室で、ひょんなことからお互い筋トレ仲間(トレーニー)であることが分かり、せっかくの機会だから宣材写真(何の?)を撮影しようということになり、実現したのがこの写真です。

また、このすごーい!機会を逃すまいと、下記のグループを作成しました。筋トレに興味のある方は参加オールOKですので、どうぞお気軽にお越しください。
(Facebookグループ)筋肉フレンズ


(追伸)2日目の2月17日(金)の昼食で食べたファミマの糖質制限弁当(ブロッコリー)は、次の日に体重が1キロ減るほどの効果がありました。


まとめ

正直今回は、ヤフー社員だったから&ヤフーがデブサミの枠を入手したから、運良く登壇できただけだとも思っています。
それでも、参加された皆さんに、何か持って帰れるものをお渡しできたのであれば幸いです。
デブサミの規定で、次回は公募も応募できないそうなので、新しい登壇者の登場を願っています。


RSGT2017で二刀流に挑戦してきました


しれっと真ん中に収まる私。


2017年1月12日(木)と13日(金)に大崎ブライトホールで開催されました、Regional Scrum Gathering Tokyo 2017 (RSGT2017)に参加してきました。
今回は、スピーカーとしての登壇に加えて、スポンサーブースの運営担当の二刀流に挑みました。


1. スピーカーとして


中邑真輔新日本プロレス時代の入場曲「Subconscious」に乗って入場。(Supported by 及部 敬雄さん

※入場シーンの動画を、永瀬美穂さん開原 隆弘さんに撮影していただきました!
https://www.facebook.com/miholovesq/videos/1367363473327310/

この資料を作成した背景
  • 2014年にメトリクスに関する多くの発表をさせていただき、その知見を深めて多くの人の役に立てられる体系化したものにしたいという願望が生まれました。
  • 2015年は転職があったため、正直手が回りませんでした。
  • 2016年にAgile2016SQiP2016に参加し、自分の中に納得のいくものができあがりつつあったので、これを機にアイデアを整理をすることにしました。
  • プロダクトオーナー祭り2016で、POに役立つメトリクスについてのお話をさせていただける機会があったので、そこでの発表をさらにスクラムに関わる人全体に使えるように拡張してみました。


平鍋 健児さんからも、ありがたいフィードバックをいただくことができました。


そのあと


私にメトリクスの多くを教えてくださった細谷 泰夫さんと、私がメンターとして勝手に仰いでいる原田 騎郎さんから、これをアジャイルメトリクスパターン(言語)」にまとめられるのでは?という提案をいただき、現在少しずつパターン化しているところです。
今年2017年3月のAsianPLoPに投稿できればと考えています。→投稿しました!(2017年1月15日)


2. スポンサーブースの担当として


弊社は昨年もスポンサーとしてブースを出させていただいたのですが、正直ノーアイデア・ノーアクションで、ブース運営が非常にしょっぱかったという反省がありました。
そこで今年は、私を含めたメンバー同士でアイデアを出し合い、OpenJamを実質運営しながら、そこでチラシやノベルティを配るという作戦を実施するに至りました。また、スポンサーチケットを配った有志にも、ブース運営を手伝ってもらいました。

お揃いのTシャツを作成して、万全の体制の図。

毎朝、参加者の皆さんが来場される前に会場に来て朝会を実施して、その日にやることをしっかり共有。

2日目のオープニングでも、見事な宣伝を敢行。(漫才扱いされていましたがw)

ちなみに、弊社のコワーキングスペース「LODGE」は、土日も営業しています!



で、実際にやったOpenJamは、以下の通りです。

スマートフォン開発におけるフィーチャーチームとコンポーネントチームについて(藤村 新さん安井 力さん木村 卓央さん荒瀬 中人さん

アジャイルにおけるパターンについて(オージス総研 原田 巌さん

※写真が見つからなかった orz

SAFeやDtoDについて(オージス総研 藤井 拓さん

ブースを工夫した成果

事前に用意したノベルティやチラシを、9割方捌くことができました!
これも、ブース運営・OpenJam運営に協力してくださった皆様、そしてそれを観てくださり弊社に興味を持ってくださった皆様のおかげです。
本当にありがとうございました!


今後の予定

中村 洋さんが、CSPを取るそうです。


How to acquire CSP/『「認定スクラムプロフェッショナル」の資格を取得する方法』をベースに、そのサポートをさせていただければと思ってます。増やすぞCSP!


我々は皆様を、新たなスクラムの地平にいざなおうと考えております。
その地平とは、一体どんなものか?
その答えはもちろん、トランキーロ!あっせんなよ!!


どうもありがとうございました〜。


参考資料

今回の目玉はこれです〜

ジョイ・インク 役職も部署もない全員主役のマネジメント

ジョイ・インク 役職も部署もない全員主役のマネジメント


前書きを書かせていただきました。

アジャイルコーチング

アジャイルコーチング


入場に使用した「Subconscious」が入っています。