今日、仕事中にキレるという失態をおかしてしまいました。
詳細は割愛しますが、自分を信頼してくれている人たちの期待を裏切るようなことをしてしまったと反省しています。
原因を突き詰めて行くと、それは自分をものすごく許せなくなってきていたことでした。
新しい会社に入社して3ヶ月がたち、一人でもある程度回せる程度に仕事に慣れてきました。と同時に、自分に足りないところが一杯見えてきたんですね。
例えば、以下のようなことです。
- もっと英語を fluent に話したい(のに出来ていない)
- もっとアジャイルについて体系立てて話せるようにしたい(のに出来ていない)
- もっとチームメンバー間の意思疎通を円滑にしたい(のに出来ていない)
自分の足りないところばかりが目に入り、それをすぐに克服できなくて、自分を責め続けるということをしてしまっていました。そのため、日々急激にストレスをためてしまい、気がついたらパンクをしてしまいました。
あたしって、ほんとバカ。
ただ、今回の失敗の際に、上司から次のような指摘をいただいて、凄く救われた気持ちになりました。
- 誰であっても、自分に足りないところがあることに悩んでいるものだ。
- 足りないからと言って自分を責めても、何も解決できない。
- 足りない・無理をしているならば、仲間(である自分たち)に言って欲しい、それが報連相だ。
そう、誰しも「自分に足りないところがある」という悩みを抱えているんです。
一方で、うまくやれる人は、それに気付き、それを受け容れ、自分の中で消化した上で対処しているんですね。
つまり、このような状況に陥った場合は、自分の足りないところを受け容れればいいんです。
…ただ、それって難しいですよね。
この辺りを、自分なりにまとめてみました。
シグナル
- 同じ仕事をしているのに、以前よりも疲れるようになった。
- 「周りの人はみんな出来るな〜。でも自分は…」と思うことが増えてきた
- 何かモノに当たりたくなってきた
- 周りから「痩せた」「やつれた」と言われるようになってきた
- さやかに同情的になってきた
対処方法
- 「世の中の全ての人が、同じように自分の不足に悩んでいる」のだということに気付くこと。
- 自分の不足点を、事実として受け容れること。
- 自分の不足点を、「改善すればよりよくなって行ける自身のPBI(Product Backlog Items)」として受け容れること。
- 休むこと
注意点
言うのは簡単だけれども、実践するのはかなり難しいです。なにせ自分の欠点を受け容れるので、頭が理解しても心がついて行かないことが多い。なので、少し時間を取って、自分の中でそれを受け容れるための次のようなステップを用意するといいです。
- それが出来ないのは自分だけではないのだということに納得すること。
- その欠点は、自分を成長させるための価値ある気付きであると認識すること。
- 一度に解決しようと考えるのではなく、1つ1つ解決していこうと思うこと。
- 焦らないこと。
追記
周りの人にそういう人がいた場合、「パンクしても自分が損するだけだよ」と言う言葉をかける人がいますが、個人的にはこの言葉はあまりプラスにならないと思っています。なぜならば、そういう人は自分がパンクしてでも(欠点を克服するという)成果を出すことを優先したいと思っていることが多いからです。
なので、「今頑張っているのは分かる。でももっといい方法があるよ」という形で、より良い成果を出すためにパンクしない方法を考えようとファシリテートした方が、よりパンクを防げるのではと思っています。
この失敗談が、一人でも同様の悩みを抱えている人のプラスになればと思っています。