The HIRO Says

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他人のプレゼンを再演する

その発想はなかったわ


先日、「勉強会に参加して感銘を受けたプレゼンを再演する」(!)という社内勉強会が立て続けに2度ありました。なかなか興味深い内容だったのでシェアです。


1.自動テストの推進 by 新卒

テスト系男子として今まさに旬のきょんさんに、先日弊社で下記のプレゼンをしていただきました。


昨年10月に入社したとある新卒社員が、このプレゼンに大変感銘を受けたとのこと。「自分たちのチームでは手動テストが多いので改善が必要」と考えた彼は早速、自動テストを推進するために、先輩たちを集めて業後にプレゼンするという荒業に出ました。

当人のプレゼンの理解度の不足もあり、多少ツッコミを受けていたものの、先輩たちから「俺、実は自動テスト始めようとしていたんだ」的なことを打ち明けられ、早速やろう!という話になりました。

次の日にはチームの大きい会議で早速発案され、ガチでやることになったそうです。なにそれ凄い。


2.及部さんのアレ

先日デブサミ2014に参加した弊社のエース・®ainMakerこと及部さんが、クックパッド社の下記プレゼンに刺激を受け、「勝手に再演」(by 及部さん)と称して勉強会を開催しました。


参加者数は38名。
及部さんのチームの関係者全員に加え、私が今関わっている部署のメンバーが自発的に参加すること20名弱。
また及部さん自身も、ただそのまま再演するだけではなく、前後に自身の課題認識と問題提起を加えるという用意周到ぶり。


この勉強会の後すぐ、今関わっている部署のメンバーが「部内申請の簡略化」などの解決策を提案して実行に移そうとするなどして、次のアクションにつながっていました。


所感

1.発想がずるい(褒め言葉)
2.効率的

準備は確かに楽

3.自分がどの程度理解できていたか&分からないところが分かる
  • 再演してみて初めて気づくことがある
  • 知っている人が指摘して教えてあげられれば、結果的に学んだことになる
4.勉強会の熱・学びを迅速に拡散できる
  • 自分が参加した勉強会の直後に実施することが可能
  • 再演者が自身のビジョンも合わせて発信すれば、具体的なアクションにつなげやすい

特に今年に入ってから社内で、アジャイルなどのアクションを取っている人たち同士が、部署を超えてお互いに直接会ってカジュアルに情報交換や悩み事相談をするといった、「会いにいけるアジャイル(by @daipresents)という活動を意識して推進しています。これもそうした活動の一環になるのかな?


私自身は「俺の現場で編み出した技を観てくれ〜」な人間なので思いつきもしませんでしたが、役に立つならばこういう発想もアリなのかな?と思った次第です。